バラエティ番組や報道番組でコメンテーターとしてよく目にする元警察官の飛松五男(とびまついつお)さん。「(女刑事は)ブスばっかりです!」といったぶっちゃっけトークが面白いことで知られていますが、どのような人物なのでしょうか。プロフィールや実際に飛松さんが活躍した事件のエピソードなどをまとめてみました。
プロフィール
生年月日:1944年11月15日
出身地:鹿児島県阿久根市
出身高校:鹿児島県立阿久根高等学校
略歴:
集団就職で兵庫県の自動車関連会社に就職するも一年で退職
兵庫県警察に再就職、定年退職時に巡査部長から警部補に特別昇任
警察ではそこまで偉くなかった?
日本の警察の階級はこのようになっています。飛松さんは退職時巡査部長ですから、そこまで出世したとは言えません。人気漫画のこち亀でいうと両津勘吉の直属の上司である大原部長の役職が巡査部長です。出世せずに現場経験が多いからこそバラエティ番組で話せるような面白いエピソードをたくさんもっているのかもしれません。
なぜテレビに出るようになったのか
テレビに出ている警察出身の人は比較的役職が高かった人が多いように思います。飛松さんはなぜここまで多くのTV番組に呼ばれ、有名になったのでしょうか。
飛松さんは元々目立ちたがり屋で現職のときから「警察24時」のような警察密着番組によく出演していました。また、定年前から職務外でも住民からの被害相談にのるなどの熱い姿勢がテレビや出版社の目に止まり、メディアへの露出が多くなったようです。
飛松五男、西成の事件で見せた執念
大阪西成女医不審死事件をご存知でしょうか。「さっちゃん先生事件」とも呼ばれています。2009年大阪市西成区で女性医師の矢島祥子さん(当時34歳)が変死体で発見された事件です。矢島さんは日本最大の貧困地域である「あいりん地区」の診療所に勤務しており、積極的にホームレスなどの支援をしていました。給料の大半を寝袋の購入に当てたり、休日を返上して簡易宿泊所などを往診していました。そういった活動から「西成のマザーテレサ」と呼ばれ地域の労働者からは非常に有名な存在だったそうです。
矢島さんの死体が発見され、警察は当初自殺と断定しましたが、生前の足取りや遺体の外傷状況などに不審な点が多いうえに、自殺の動機が全く考えられなかったので、遺族は納得することができませんでした。矢島祥子さんの母・晶子さんはメディアへの露出も多かった飛松五男さんに相談のメールを送ります。これを受けた飛松さんは何十回も現場に赴いて独自の調査をしました。そしてついに2012年「殺人・死体遺棄事件」としての刑事告訴状が受理され、再捜査が行われることになりました。
残念ながらまだ犯人逮捕には至っていませんが、当初警察が出した「自殺」という結論を地道な捜査によって覆した飛松さんの執念はすごいとしか言いようがありません。最近テレビで飛松さんは「おもしろい話をする元警官」というキャラになってしまっていますが、実際は捜査に情熱を持った優秀な警察官だったのだということがわかります。
飛松五男、姫路2女性殺人事件で犯人逮捕に貢献
2005年1月20日、当時23歳の女性会社員と友人の23歳の専門学校生が失踪。不審に思った家族が姫路警察署に連日相談に行くものの、多忙のため全く取り合ってもらえません。
1月22日、女性社員の両親は知人のつてを頼って兵庫県警の飛松五男巡査部長(当時)に相談します。失踪前に女性会社員が自宅に連れてきた39歳の男の調査を依頼しました。飛松さんは男の居所を突き止め、姫路警察署に通報。
1月29日、女性会社員の両親と姫路警察署の署員2名は男の自宅を確認しに行きます。室内は異臭が立ち込めていて血痕があり、意識がもうろうとした別の女性がいたにもかかわらず、署員は異常が無いとして帰ってしまったのです。
両親の依頼により飛松さんが男を尋問した際、覚醒剤を打っているような反応を示したために相生警察署へ通報、翌日の1月30日に覚せい剤取締法違反により男は無事逮捕されました。
後日男は、2人の女性をバラバラに解体して海に捨てたことを供述し、後に死刑が確定してます。姫路警察署は職務怠慢を遺族に謝罪しました。ずさんな捜査が露呈したわけですが、飛松さんが相談を受けなければもっと多くの被害者を出していたかもしれません。恐ろしい話ですね。
飛松五男は嘘つき?
ネットで調べていると「飛松五男は嘘つきなのではないか」という趣旨のカキコミがちらほらありました。嘘つきとする理由については、数年しか刑事経験がないのにいかにも元凄腕刑事のように振る舞っているからという意見がありました。
事実として飛松さんは交通指導課、鉄道警察隊、運転免許課などさまざまな部署を渡り歩いていて、刑事事件の捜査に長年携わっていたわけではありません。しかしながら、事件の捜査への大きな情熱を持っており積極的に被害相談に乗っていたことから地域住民の多大な信頼を得ています。前述の西成の事件の例などを見ても、凄腕刑事と言って差し支えないと思います。
飛松五男は捜査大好きおじさん?
飛松さんが運転免許課に所属していたときに職務外で被害者相談に乗り、犯人の逮捕につながったというエピソードがありました。越権行為にあたるのかもしれませんが、結果として犯人逮捕に結びついているわけですからお見事です。前述した姫路の事件についても元々は飛松さんの担当外のはずです。もしかしたらよくドラマのキャラでありがちな自分の職務外の捜査を勝手にやってしまう系の人だったのかもしれませんね。
hachi
山形の女医殺害事件での飛松さんのコメント、たしか真矢さんの番組だったと思うが、しきりに犯人が被害者の女医さんを町で見かけて家を探してこの女医さんを狙っての犯行でしょうと言っていた、最初別の階に行ったのは犯人が間違ったとか、今は40代50代の人も綺麗なので町で見かけていいなと思って後をつけたのでしょうとか、全然的外れなコメントで、しかもきっぱりと断言してました、隣の森永さんがしきりに、えーーーそうでしょうか?と首をひねってたのが印象的でした、この人が指揮してこの事件にあたってたら初動捜査でミスしたでしょうね、森永さんの意見にきっぱりと、いえ違います!と言ってたもんね、昔は凄かったかもしれないが今はただの老害でしかない、てか元々そんなに鋭い訳じゃないのにたまたまヒットしたのが続いて勘違いしたってとこなのか、いずれにしても今は自分の意見を頑なに変えない勘違い石頭おやじだよ。