吉成夏子の経歴は？AKSオーナーの正体とは…

NGT48の暴行事件関連でAKBグループの運営会社である株式会社AKSの名前がよくメディアで取り上げられるようになりましたが、AKSの代表取締役であり100％株主である吉成夏子さんとはいったいどういう人物なのか気になったので調べてみました。

プロフィール

吉成さんはAKSのオーナーですが、どういう形で運営に携わっているのかが全くわかりません。実務にはほとんど関わっていないのではないかとも言われています。吉成さんの生年月日などの詳しいプロフィールもわかりませんでした。年齢は写真から想像してください。ちなみに上の写真は2016年頃に撮られたものだと思われます。

吉成夏子は京楽産業.出身

吉成さんは京楽産業.株式会社の出身で、京楽産業の関連会社数社の取締役を務めてきました。ちなみに「.」は誤植ではなく正式な社名として「.」がついています。この京楽産業とはどういう会社なのか、AKBグループとのあやしい関係についてもみていきましょう。

京楽産業とAKBグループの関係

ご存知の方も多いと思いますが、京楽産業はパチンコ・パチスロメーカーで、異種としては「CRぱちんこ冬のソナタ」や「CRぱちんこ必殺仕事人」が有名です。もちろんAKB関連の機種も京楽産業が製造しています。ここ数年は経営が芳しくないようで、赤字が続いているようです。2017年は266億円の赤字を計上しています。いったいAKBグループと京楽産業はどのような繋がりがあるのか年表形式で書いていきます。

2008年、SKEに会場提供

SKE48に京楽産業の関連会社が保有する総合商業施設「サンシャインサカエ」内のライブハウスをSKE48の劇場として貸したことから、両社の関係が深くなっていったようです。

2010年、NMBを手中に

SKE48が大ブレイクしそれをチャンスと見たのか、ここから大きく関わっていくことになります。2010年に結成されたNMB48は、他のグループが所属する株式会社AKSではなく京楽産業と吉本興業の合弁会社「KYORAKU吉本.ホールディングス株式会社」に所属することになります。この会社の持ち株比率は80％が京楽産業、20％が吉本興業で京楽産業は吉本興業の大株主でもあります。こうして京楽産業はMNB48を実質的に手に入れることになりました。

2011年、AKSまでをも手中に

ついに京楽産業は本丸である株式会社AKSにも出資を行うことになります。それと同時に京楽産業代表取締役社長である榎本善紀さんと吉成夏子さんがAKSの取締役に就任します。（完全に余談ですが、京楽産業の榎本善紀社長の奥様は女優の伊東美咲さんです。）こうして京楽はAKBグループ全体に大きな影響力を持つようになりました。

2012年、AKBをパチンコに

それまでにもAKBメンバーが出演するパチンコ機を製造していたようでしたが、2012にAKBがメインとなる「CRぱちんこAKB48」が発売され、好評だったためかその後いくつかのシリーズも発売されたようです。

2014年、吉成夏子代表取締役就任

京楽産業はAKS設立当初から代表取締役であった窪田康志さんの保有するAKSの株式を買い取り、窪田さんに変わって吉成夏子さんが代表取締役に就任することになりました。（また余談ですが、AKSは創設者である秋元康、窪田康志、芝幸太郎の頭文字から命名されています）

AKSから窪田さんに数十億円の不透明な資金が流れており、京楽産業がそれを問題視したことで窪田さんが退任に追い込まれたと一部週刊誌での報道がありました。

2018年、株主が吉成夏子に

2018年11月の段階で株主の名義が吉成さん個人になっているのですが、その詳細は不明です。なぜ吉成さんがオーナーとなったのか、単なる名義貸しなのか、京楽産業が撤退をしたのか、情報がありません。ただ、吉成さんは京楽産業出身なので、完全に関係が途絶えたとは言い難いです。

接待イベント？

2012年5月、「MORE SURPRISE KYORAKU PRESENTS AKB FESTIVAL 2012」という一般には公開されていないイベントのパンフレットの写真や参加者の感想等がSNSで流出し、ファンの間で大きな話題になりました。AKBメンバーもこのイベントについてぼかした言い方をしていたことから、一大スポンサーである京楽産業の接待イベントだったのではないかと噂されています。

吉成夏子が代表取締役を務めていた会社

株式会社リイカ

スマホアプリゲームを開発している会社です。AiKaBuというAKBメンバーが出演する株取引のシュミレーションゲームも手がけています。

株式会社クロスゲート

モバイルコンテンツの開発や、パチンコの液晶の映像の企画・開発をしている会社のようです。

その他にも吉成さんが関係していた会社がある可能性はありますが、情報があったのは上の2社で、どちらも京楽産業の関連会社のようです。

NGT山口真帆さんの事件との関係性

3月23日に行われたNGT48山口真帆さんの暴行事件に関する記者会見で「AKSの代表取締役である吉成氏が出席するべきではないか」という記者からの指摘に対して、AKS取締役の松村さんは「私が運営全般の責任を負っているので私が出席している」と発言していました。吉成さんは当面メディアに露出する意思はなさそうです。松村さんの説明によれば、吉成さんもメンバーとの話し合いを続けているとのことでしたが、どこまで実務に関わっているかは不透明です。

まとめ

吉成さんについては本当に情報が少なかったです。どんな経歴で何を専門としている人なのか、会社経営や財務の専門家なのか、あるいは京楽産業の経営陣との血縁関係があるのか一切不明です。日本一の巨大アイドルグループであるAKBの運営のトップの人間であるにもかかわらず、ここまで情報がないのはある意味不気味です。