渋沢栄一の子孫の現在がすごすぎた。逮捕者の噂は本当なのか?

新一万円札の肖像画に選ばれたことで一躍脚光を浴びている渋沢栄一。その功績から「日本資本主義の父」と言われています。渋沢栄一は女性関係が派手だったことが知られていて、結婚歴が2回あることに加えて、多くの愛人(妾)を抱えていました。子供の数は正妻だった2人との間に7人いて、愛人の子(庶子)まであわせると何十人もいるのではないかと言われています。当然、現在もすごい数の子孫がおり、それぞれの経歴がすごすぎたので、わかるだけでもまとめてみました。華麗なる一族とはまさにこのことでしょう。

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渋沢栄一の子

長女:歌子(1863年 – 1932年)
穂積陳重男爵に嫁ぐ。

二女:琴子(1870年 – 1925年)
大蔵大臣となった阪谷芳郎子爵に嫁ぐ。

長男:篤二 (1872年 – 1942年)
澁澤倉庫会長、妻は橋本実梁伯爵の娘敦子。

二男:武之助(1886年‐1946年)
石川島飛行機製作所2代目社長。

三男:正雄(1888年 – 1942年)
日本製鐵副社長。石川島飛行機製作所初代社長。

三女:愛子(1890年 – ?)
澁澤倉庫会長、第一銀行頭取、龍門社理事長となった明石照男に嫁ぐ。

四男:秀雄(1893年 – 1984年)
東京宝塚劇場会長、東宝取締役会長。

庶子:文子(? – ?)
東洋生命社長となり、武州銀行(現埼玉りそな銀行)を設立した尾高次郎に嫁ぐ。

庶子:照子(? – 1927年)
「日本の製紙王」と呼ばれ大川財閥を築いた大川平三郎に嫁ぐ。

庶子:星野辰雄(1893年 – ?)
東京印刷社長で衆議院議員にもなった星野錫の養子になり、のち立教大学教授。

庶子:長谷川重三郎(1908年 – 1985年)
第一銀行頭取。

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渋沢栄一の孫

穂積重遠(1883年 – 1951年、歌子の長男)
東京帝国大学教授・法学部長、最高裁判所判事を歴任し、「日本家族法の父」といわれる。

穂積真六郎(1889年 – 1970年、歌子の四男)
朝鮮総督府殖産局長から朝鮮商工会議所会頭。のち参議院議員。

阪谷希一(1889年 – 1957年、琴子の長男)
満州国総務庁次長。中国聯合準備銀行顧問。

渋沢敬三(1896年 – 1963年、篤二の長男)
渋沢栄一の子爵位の後継者。
澁澤同族社長、澁澤倉庫取締役、第一銀行副頭取、日本銀行総裁、大蔵大臣。国際電信電話(KDD、現KDDI)初代社長のち会長。文化放送初代会長。
民俗学者としても活躍。

渋沢信雄(篤二の次男)
貿易商。澁澤倉庫監査役、妻は音楽教育家齋藤秀雄の妹。

渋沢智雄(篤二の三男)
澁澤倉庫常務。

鮫島純子(正雄の次女)
鮫島員重(岩倉具視の曽孫、鮫島具重の子)の妻。

明石正三(愛子の三男)
足利銀行監査役。

明石武和(愛子の七男)
味の素常務。

渋沢一雄(秀雄の長男)
アコーディオン演奏者、音楽家。

渋沢華子(秀雄の三女)
小説家。

尾高豊作(1894年 – 1944年、文子の長男)
武州銀行副頭取、埼玉銀行頭取などを歴任。
刀江書院創業者、日本技術教育協会会長、日本児童社会学会会長。

尾高朝雄(1899年 – 1956年、文子の次男)
法学者。第3期日本学術会議副会長。

尾高邦雄(1908年 – 1993年、文子の三男)
社会学者。東京大学文学部名誉教授。

尾高尚忠(1911年 – 1951年、文子の四男)
指揮者、作曲家。新交響楽団(NHK交響楽団の前身)の専任指揮者。

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渋沢栄一の曾孫

渋沢寿一(1952年 – )
NPO法人樹木環境ネットワーク協会専務理事。

渋沢雅英(敬三の長男)
渋沢栄一記念財団理事長、東京女学館理事長、イニシアティブス・オブ・チェンジ顧問。

阪谷芳直(1920年 – 2001年)
銀行家、エコノミスト、思想家、翻訳家。

穂積重行(1921年 – 2014年、穂積重遠の長男)
西洋史学者。東京教育大学教授、大東文化大学学長、名誉教授などを歴任。

岩佐美代子(1926年 – 、穂積重遠の娘)
国文学者。鶴見大学文学部長。『光巌院御集全釈』で読売文学賞受賞。

久留都茂子(尾高朝雄の娘)
東京女学館短期大学学長。

尾高煌之助(1935年 – 、尾高邦雄の息子)
経済学者。法政大学名誉教授、経済産業研究所編纂主幹。

尾高惇忠(1944年 – 、尾高尚忠の息子)
作曲家。東京芸術大学名誉教授、桐朋学園大学特任教授。

尾高忠明(1947年 – 、尾高尚忠の息子)
指揮者。東京芸術大学名誉教授。
NHK交響楽団と数多く共演し、大河ドラマのテーマ曲指揮も数多く担当。

大川慶次郎(1929年 – 1999年、大川平三郎の孫)
競馬評論家。1日の全レースの連複を当てるパーフェクト予想を通算4度達成し、「競馬の神様」と呼ばれた。

諸井勝之助(1924年 – 2018年、尾高次郎の孫)
会計学者。諸井貫一(渋沢家・尾高家の遠戚、秩父セメント社長)の婿養子となる。
東京大学名誉教授。青山学院大学名誉教授。

渋沢栄一の子孫に逮捕者はいるのか?

グーグルの検索ワードの候補に「渋沢栄一 子孫 逮捕」とあったので、調べてみたのですが、渋沢栄一の子孫に逮捕者がいるという事実は見つかりませんでした。ただ、曾孫や玄孫の代まで考えると一族は数百人はいるはずなので、1人くらい逮捕者がいてもおかしくはありません。

まとめ

渋沢栄一の子孫には銀行頭取、日銀総裁、現在まで続く大企業の初代社長・会長など経済の分野だけではなく、著名な学者や音楽家までいることがわかりました。

渋沢栄一の代表的な子孫の方々を紹介しましたが、それぞれの結婚相手や親族がまた錚々たる経歴の持ち主で、挙げるときりがありません。渋沢栄一はその功績から「日本資本主義の父」と呼ばれていますが、これだけ子孫に日本社会の重鎮がいることを考えると、文字通り「日本資本主義の父」だなと思ってしまいました。

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